【患者様の声】不妊治療〜すごいの出ました〜

不妊治療
〜すごいのでました〜

さいたま市 30代女性 K様


奄美で開院されるとお葉書頂いた時は、驚き半分「ああ、そうか」とどこか納得する気持ちが半分でした。本当に永らくお世話になりました。

きっとこれから奄美でたくさんの方々の「困った」を救っていかれるのだろうと確信しています。

先生のところへ初めて伺ったのは、2011年6月。

そろそろ子を授かりたいと思い、元々月経不順があったこともあり、、しかしいきなり婦人科、不妊治療というのも何か違う気がして鍼灸を選びました。

知り合いに鍼灸師さんがいて、治療効果を目の当たりにしたこともあり、不安はありませんでした。


思い立ったらすぐ診てもらいたいという気持ちでいっぱいになり、当日すぐに診てもらったと思います。

思えばあの時、他に患者さんもいらっしゃらず、先生は休み時間を推して診て下さったのではないかと思っています。

自分で思っていたよりもずっと「妊娠できないかもしれない」という気持ちが強くあって、その不安が声色に出ていたのだと思います。

とにかくすぐに診て頂けたということが、私の心を数段軽くしてくれました。


治療開始後約一ヶ月、治療後初めての月経で、かなりの変化があり、本当にびっくりしました。

いまだかつてない量の経血で、体の中の汚れたものが、全て出ていったような気がしました。

元々少ない方でもなかったので本当に驚きました。その後徐々に経血はサラサラに。今まで鎮痛剤がないと鈍い腹痛で寝込んでしまうほどだった月経痛も、薬がいらないようになりました。

半年程月経不順の治療を続け、自分の体調に自信も持てた2012年2月頃から、不妊クリニックにも通院しました。

翌年の同じ頃にはもう第一子を授かっていました。

今では二人の子をもうけ、賑やかに暮らしています。

妊娠中も出産後も、何かあるといつも助けて頂きましたが、不妊クリニックに通う前、そして通院中のあの一年間が、私にとっては大きかったです。

特に最初の半年の治療で、自分が変わっていくのを感じ、絶対大丈夫だ!という何か確信のようなものを持って本格的な不妊治療に臨めたのが最大の要因であったと思っています。

妊娠までの期間、定期的に鍼灸院に通うのが「楽しみ」になってきたことも大きかったです。

楽しかったから続けられたと思います。

通院の度に変わっていくのを感じたというと大げさですが、少なくとも体中に血が巡っている感じがしました。


仕事は多忙で、早朝深夜と不規則、どんな仕事にもつきものの「ストレス」も当然ついてまわる。

30代半ばで世間ではホルモン値がグッと下がる、なんて言われるお年頃。

そんな改善できない要素がたくさんの中、第一子が授かれたのは、先生とお会いできたおかげです。


「今」と思った時に診て頂けないのは、とても寂しいですが奄美でますますご活躍されることを心からお祈りしています。

そして、次診ていただく時に「何か食べました!?」と言われないよう(笑)特に甘いものには気を付けようと思っております。

2016年6月14日 

二人目の Sくん(2015/10/19生まれ)


>K様へのコメント

丁寧なお手紙ありがとうございます。
K様とは、私が小泉漢方堂の副院長になって間もない頃からの長い付き合いになります。

が、忘れもしません。
うちに通院し始めてから初めての月経があり、報告された時のこと。
「先生!すごいのでました!」と笑

これまでにない大きな塊が出たらしいのですが、それはまさに瘀血(おけつ)の塊です。瘀血とは体内に溜まった要らない物や毒の総称ですが、排毒が一気に行われた様ですね。

さらに寝込むほどの月経痛も、薬がいらなくなるほどに改善してきました。

いい意味で著しい体の変化が進み、いよいよ妊娠に向けての準備が整ってきた頃、クリニックでの不妊治療も始められ、かなりの速さで妊娠に至ることができました。

瘀血を排出し体質改善を重ねて出産まで至りましたから、二人目は苦労なく順調に妊娠出産することができましたね。


最後に「何か食べましたか?」と書いてありますが、補足して説明しておきましょう。

これは脈診の際のセリフです。
近く飲食不摂生があった場合、脈診に出ることが多いのです。
脈診で胃の反応が出ていた場合、「何か食べました?」となる訳です。

K様はだいたい「…」といい、「カツ丼食べました」とか「昨日ワイン飲みすぎました」などとカミングアウトします。

体は嘘をつきません。


そして、「楽しい」という表現をされたことに、私はとても喜びを感じています。

ほとんどの患者さんは皆何かに困って来院されるのですが、通院を「楽しみ」にされるほど心身がリラックスすることは、治療効果にも影響することですし、何しろ個人的にも嬉しいことなのです。


余談ですが妊活で来院される方のほとんどは、インターネット上の情報だけで鍼灸に対し本当に効果があるのか半信半疑でこられます。
これは当たり前のことです。
不妊治療に鍼なんて効果ない、迷信だという人はたくさんいますし、私も実際患者さんの治療を始めるまでは疑っていました。

しかし今は多くの不妊治療を行ってきて、「信じる」などあやふやなものではなく、効くことを「知っている」状態になりました。

これからも半信半疑でこられる方の期待に応えられる様、精進します。



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